私は親族に、介護を必要とする人がいます。親戚内でケアをする姿を近くで見ていて、介護の必要性を感じました。しかし、ベトナムでは、看護の専門学校はあっても、まだまだ介護の認識はされていないことから専門学校はじめ、学ぶ場が整備されていません。そういった状況を考えて、介護を専門的に学ぶことができる日本への留学を決めました。
聖風会は、専門学校の先生から紹介されて知りました。出身の学校から多くの卒業生を送り出していること、就職前に採用担当の方から手厚い説明を受けたことに感動して就職を決めました。
入職すると、1年間はトレーナーという先輩職員がついてくれます。1つのケアについて丁寧に説明してくれるのはもちろんのこと、私が間違ったことをしてしまった時も、決して感情的にならずその都度時間をかけて説明をしてくれます。
毎日ご利用者の記録や、半年に1回、Do-CAP(業務管理人事考課)シートの記入を通して日本語を書く機会を得ていますが、日本語を書くことが苦手な私を知って、記入後はトレーナーや係長が語彙や文法をチェックしてくださっています。そのため、日々書くレベルも上がっています。研修においても、講師の方が語学レベルに合わせて研修内容を説明してくださるので、日本語が分からなくてついていけないということはありません。
聖風会では、一人一人のレベル・状況に合わせてサポートしてくれるので、無理なく長い目で成長することができます。
現在は、上級の日本語検定取得に向けて、日々日本語の勉強を頑張っています。文章の読解は難解なものが多いので苦戦していますが、周囲の仲間に聞いたりして助けてもらっています。
将来的にはベトナムに帰り、親族の介護を行えるようになりたいと思っています。さらに、祖国に介護施設をつくり、近い将来やってくる介護需要に備えていきたいと考えています。そのためには、祖国で介護の知識を広められるように聖風会で最先端の介護を学び、習得していきたいと思っています。